老化角質・角質層の違い ピーリングはどこまでOK?
こんにちは。昨今、エステや美容医療が進歩する一方で、
角質層が薄すぎる人が多く見受けられます。
よく、広告などでも、余計な角質を取り除いたら、ツルツルピカピカになります!
とかって聞きますけど、そもそも皆様、老化角質と角質層の区別はついていますか?
老化角質は本来、垢となって剥がれ落ちる最終段階の角質がまだ肌表面上に残っている状態です。
表皮は紙1枚分の厚みと言われていて、基底層から始まり、有棘層、顆粒層、角質層と
ターンオーバーを繰り返しながら細胞の形と役割が変わっていくところです。
角質層は表皮の一番上の層で外敵(紫外線や刺激など)から守る役割があるところです。
そしてさらに角質層の一番上になると、皮脂膜があります。
皮脂膜には、もう役目を果たした角質と皮脂と天然保湿因子でできていて、バリア機能があります。
肌がゴワゴワしている時は、この皮脂膜のところに本来、
脱落するはずの角質(老化角質)がまだ残っている状態です。
酸化により、肌のターンオーバーが上手くいかずに、残ってしまっている状態なんです。
だから、ターンオーバーをスムーズにした方がいいので、
ターンオーバーをスムーズにするために、ピーリング(老化角質を削る)や
レチノールやハーブ(スピキュール天然針)でターンオーバーを促します。
肌ゴワゴワな方は、これで大丈夫なのですが、ゴワゴワじゃない人は、
老化角質ではなく必要な角質層を削ってしまうことがあります。
そうすると、ピカピカにはなるのですが、バリア機能がおちてしまうため、
やがて敏感になったり、シワができやすくなったりします。
このような方は、無理に角質を削ってしまう施術や化粧品を使うのではなく、
”酸化を還元する”
ことをするべきなのです。
この辺の肌の見極めがしっかりできるサロンの先生に相談しましょう。
